novelist-kentoの小説活動

仕事のかたわら、主に社会派SFの長編や日常ものの短編小説を書いているアラフォーの男です(^_^) このブログでは、自身の書いた小説だけでなく印象的だった作品のご紹介と、読者様、または実際に執筆をされておられる方が楽しめる・タメになる記事を発信できたらと思っています_(._.)_

私の生い立ちとこれまで

 なぜこういうタイトルにしたかというと、生まれてこれまでの人生が(少し大げさですが(^^;)、この度出版させて頂く作品を書くバックグラウンドの一つになったからです。
 まず僕は生粋の広島人です。広島市で生まれ、人生のほとんどを広島で過ごしてきました。ただ、生まれて2歳になるかならないかの頃に、父親の仕事の都合でアメリカのミシガンにある田舎街に3年ほど住んでいたことがあります。まだ物心つく前だったこともあり記憶はぼんやりしていますが、見渡す限り深緑の芝生の庭、よく兄と見ていたアメリカのアニメ(ミュータントタートルズとか)、好きだったグミの味(香料・着色料ともに強くて濃いw)、歯医者さんの部屋の臭い、父親の日本人の知り合いの息子さんY君とボールプールではしゃいでいたこと(Y君とは大学三年生の時、再開を果たしました)。断片的にだけど色んな思い出が、淡くも確かに心に残っています。外人の知り合いの方たちにも親切にしてもらいました。なので、アメリカには漠然とした親近感のようなものを持っていました。
 日本に帰ってからは小中高と広島でしたが、一回は地元を離れてみたいと思い、兵庫県の大学に進学し、田舎町で四年間一人暮らしをしました。でも地元広島が恋しくなり(関西のノリが合わなかったのもあるかな……?w)、卒業後、広島の実家に帰り、市の水道局に勤めることになりました。
 社会人一年目でそれほど忙しくなく気持ちにも余裕ができた頃に、ふと一人旅をしたいと思いました。懐かしのアメリカに行きたかったですが、治安はあまりよくないと旅行会社の人にアドバイスされ、「世界の箱庭」とも称されている自然豊かな島国――ニュージ―ランドに一週間ホームステイをすることに決めました。先住民のマオリやアジア系、様々な民族性をもったヨーロッパ系の人たちが仲良く暮らす国民性が良いなというのもありました。
 このように、少し変わった環境で育ち、変わった経験をしてきたのですが、一見関係のないように見えるこれらのことが、今作の執筆の動機とどう関わりがあるのでしょうか? それは次回以降の投稿で明らかになります。