novelist-kentoの小説活動

仕事のかたわら、主に社会派SFの長編や日常ものの短編小説を書いているアラフォーの男です(^_^) このブログでは、自身の書いた小説だけでなく印象的だった作品のご紹介と、読者様、または実際に執筆をされておられる方が楽しめる・タメになる記事を発信できたらと思っています_(._.)_

二冊目の反響

約半年前に出版した拙著『フィンブルの冬』に、読者の方から好意的な意見が多数寄せられました。 一部を紹介いたします。 「若者二人が未知の国で悪戦苦闘しながら自分の居場所を見い出す姿が清々しい」 「数百年前実際に起こった小氷期(寒冷化)や、舞台を…

二冊目を出版いたします

前回の記事「二作目の出版の準備が整ってまいりました」(2023-06-20)でお知らせした小説が、8月2日に発売となりました。 『フィンブルの冬』というタイトルで、大自然を舞台にしたSF冒険物語です。 現代に生きる若者二人が見知らぬ奇妙な世界に迷い込み、大…

二作目の出版の準備が整ってまいりました。

大変、ご無沙汰しておりました。二年三ヵ月ぶりの投稿となります。 二作目の出版の準備が整ってまいりました。 前作『碧き聖断』を出版して頂いたアメージング出版様と、昨年末に私の二作目の小説を出す契約を交わしておりました。半年に渡って、原稿の推敲…

ご無沙汰しておりました(つい先日、賞への応募を無事終えました)

ご無沙汰しておりました。前回の投稿がほぼ一年前(2020年3月5日)になるので、一年ぶりということになります。 三回前の投稿記事『現在の執筆活動』(2019年11月9日投稿)で少し紹介しました処女作『フィンブルの冬』を大幅改稿し、先日無事に出版社へ応募…

次のページをめくってくれる喜び

先日、小説仲間である30代の女性から昨年2019年7月に発売した『碧き聖断』について「普段読まないジャンルだけどどんどん読み進んだ。面白かった」との感想を頂きました。 この方は普段、純文学をよく読んだりご自身も書かれているせいか、こういった…

受賞する作品とは?(SFの場合)

ご無沙汰しておりました。 昨年11月9日に処女作をリメイクしているとの投稿をして以来、その執筆の方に気を取られしばらく更新できずにいました。ひとまず最初からオチまで書き上げ一息ついたのと、その間に「面白い小説ってなんだろう?」と漠然と色々と考…

現在の執筆活動

初めての出版の余韻に浸るのも束の間、その一週間後には新たな構想が芽生え、再びパソコンと向き合い始めました。 かれこれ5年前に書き上げた処女作『フィンブルの冬』を、大幅にその舞台設定を変更し、新たな展開や細かなストーリーを追加することで、より…

皆さんへのお詫びと出版の反響について

ご無沙汰しておりました。 いつも記事を楽しみにして頂いている方へ、諸事情により更新期間が空いたことをお詫び申します。これまで読者登録や投稿してきた記事にいいねをして頂いた方だけでなく、私の本まで購入して下さった方まで全ての皆さんに感謝してお…

いよいよ出版します。

ご無沙汰しておりました。 前回の記事「出版の準備が整ってまいりました」(2019-05-19)でお知らせした小説が 7月5日に発売となりました。 タイトル:碧き聖断著者名:宮田賢人定価:1490円単行本サイズ194ページ形式:POD(プリント・オン・デマンド) 現代の…

出版の準備が整ってまいりました

ご無沙汰しておりました。 今日から約一ヵ月前に某出版社にチェック・修正して頂いて返却してもらった原稿を念入りにチェック・修正して今週末に先方に提出しました。先方に色々なアドバイスを頂きながら、こちらとしても「もうやるだけのことはやった」とい…

80年前の東京に向かった理由

今回の記事で、今作のあらすじや作品への想いを述べます。 今作の主人公は大学生の二十歳の男の子です。国連の秘密機関の命を受けて、2025年の世界から80年前の1944年8月の東京にタイムスリップします。そこで、一番の協力者である海軍大臣の米内…

裏切られた淡い想い出

私が今作を書いた背景の一つとして、三回前の記事『私の生い立ちとこれまで』でも書いたように、正義と自由の国――アメリカに住んでいたという事実があります。物心つく前にアメリカに住んでいた私は、もちろん、この国が日本と戦争をしていたことを知りませ…

水の都で起きた悲しいできごと

前々回の記事「生い立ちとこれまで」の続きになりますが、ある出版社から出して頂くことになった今作(以下、『今作』と省略します)を書こうと決意した強い動機になった出来事についてお話したいと思います。私がどんな作品を書いたのか少しでも興味を持っ…

新たに発掘 ハードSFの傑作 

前回に青春SFとして「時をかける少女」の文庫本を紹介しました。あちらの作品は、どちらかというと、タイムリープといった古典的で馴染みのある現象(漫画『ドラえもん』のタイムマシンがまさにそうです)を上手く使って、中学三年生という幼い女の子が、不…

私の生い立ちとこれまで

なぜこういうタイトルにしたかというと、生まれてこれまでの人生が(少し大げさですが(^^;)、この度出版させて頂く作品を書くバックグラウンドの一つになったからです。 まず僕は生粋の広島人です。広島市で生まれ、人生のほとんどを広島で過ごしてきました…

作家への第一歩?

小説を書き始めて4年、なんと近々、出版という夢が叶いそうなんです! それまで賞に出したり、プロの作家さんに読んでもらったり、出版社に応募したりしましたが、どれも芳しい結果ではありませんでした。これはもう自費出版しかないかなと思い始めました。…

思わず3回読み返した青春SF作品

今回は、小説を書き始めるきっかけとなった作品でもある「時をかける少女」の原作を読んだ感想を述べさせて頂きます(^0_0^) まず僕は、小説を「読むのが遅い」+「読解力が未熟」という2つの負の要素から、一回読んだら息切れしてそれっきりというパターン…

処女作の舞台は鮮やかな銀世界

処女作のタイトルは『フィンブルの冬※』です。名前の通り冬を舞台にしたお話しです(厳密に言うと冬以外の暖かい季節がやって来ない舞台)。なぜ冬が舞台かというと、書き始めたのが、2014年の12月、ちょうど真冬だったからです(笑)ざっくりどういう…

自分には何が書けるのか

自分が書けるジャンルは何かと考えた時に、自身の内面を掘り下げたような純文学は書けないし、書いたとしてもおそらく暗いものになるだろうということで止めました。色々考えていると、一つ前の記事で出した『時をかける少女』と『ドラゴンクエスト4』から…

なぜ小説を書こうと思ったのか

小説を書き始めた経緯といいますか動機は、大学を卒業後に就職してから5年目にメンタルの病気にかかり仕事を休んでしまった時期がありました。初期の頃は気分が落ち込み、テレビを見てもその内容が全く頭に入ってこない状態でした。その時は、家から出る元…