自分が書けるジャンルは何かと考えた時に、自身の内面を掘り下げたような純文学は書けないし、書いたとしてもおそらく暗いものになるだろうということで止めました。色々考えていると、一つ前の記事で出した『時をかける少女』と『ドラゴンクエスト4』からインスピレーションを受けて、「時空を超えた冒険ものなんてどうだろう」とぼんやり思いました。SFの要素はありつつ実社会に即したリアルなものが書きたいと思い、環境問題、戦争と平和、人工知能と人間、といった三本柱で書こうと決めました。何となく、シリーズものにしたいと思い、三話とも同一の人物が登場することにして、テーマ的に大学生くらいの年齢が主人公だとしっくり来るということで、大学生が登場する社会派SFシリーズの物語を書くことに決めました。